“動き出そう”
   夢物語から実現へ・・・
      次世代の地域経済を担う子ども達のために・・・

八代経済開発同友会、56年目の代表幹事を仰せつかり、上記のスローガンにしました。前期のスローガンに「次世代の地域経済を担う子ども達のために・・・」と、付け足しました。「次世代の地域経済」は会員の皆さんの企業でもあるし、地域企業ととらえまた、「子ども達」はその企業で働く社員とその家族、そして経営者の家族と見立てています。企業の存在は、社員の幸福感であることを強調します。

さて昨今、時代はうねりをあげて変化していきます。取り上げて言うならば、米中貿易摩擦や各国の経済制裁など様々な事が日本経済にも影響を及ぼしています。私達の地域企業にもその波は押し寄せてきています。
その様な中、日本では5月に新元号「令和」となり、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、大阪では2025年に万博が開催されます。
そして私達の地域では、2020年4月には八代港に世界最大級クルーズ船着岸可能な専用岸壁、大型バスが150台・タクシーや乗用車が120台駐車できるエリア、そしてくまモンパーク(仮称)や集客施設を配した旅客ターミナルが完成いたします。前期で「やつしろ国際クルーズ船拠点サミット2019」を開催させていただき、地域の機運醸成を図ることができたかと思います。
しかし、これからの活動が大切で我々、八代経済開発同友会としても確りコミットさせていただきます。
上部組織の無い当会は、自由な発想で当会の理念に基づき、八代経済開発同友会らしい活動展開を行います。続いて当会の組織です。

八代・天草架橋建設促進委員会では、八代天草架橋建設促進民間協力期成会の活発な活動で確実に実現への道をたどっています。「架橋」と題すれば国内の海峡横断プロジェクトの取り組みが、平成20年度以降凍結されたままとなっていることに鑑み、国土交通省への要望時に、橋の構想図をみて「海上道路やシーライン」といった名称に変更してみたらとご提案を受け早速本年度検討に入ることにしました。また、署名活動も3万名に手が届き熊本県の道路整備計画に掲げてもらえるよう運動を展開していきます。さらに、前期に着手した事業「八代の夕焼け」も各委員会と協力しながらSNSを手法として進めていきます。夕陽は天草に・・・朝陽は八代から・・・観光名所の発見にもつながります。天草側にもこの活動を伝え橋と共に地域間連携を強めていきたいと考えます。

地域支援実行委員会では、これから起こりうるだろう様々な地域のチャンスに当会の理念に即していれば参加活動を促す委員会です。情報入手の早さが会員企業に役に立つことです。企業としての会員満足を手がけていきます。また、継続事業の八代妙見祭の「どや顔」フォトコンテストや「献灯運動」も続けていきます。

会員企業活性化委員会では、前期で多数の会員企業が自社の理念を浸透できていない、理念が時代に即していないまたは、理念を掲げていない等の集計が出ました。
今期は、会員企業の理念の再構築を図っていきたいと考えます。少子高齢化での人手不足や国内マーケットの縮小を踏まえまた、今話題の働き方改革を含めて取り組んでいきます。

地域未来創造戦略委員会では、2020年4月に完成し、様変わりした八代港を地域のランドマーク化し、それに付随する観光サービスを核としてクルーズ船客だけではなく、空港・新幹線での国内観光客(外国人観光客を含む)を想定し、地域が儲かる仕組みづくりを模索していきます。地道な活動ですが上記の「八代の夕焼け」もひとつの観光パーツとして考えられます。チャンスをものにする委員会を目指します。

会員拡大交流委員会では、前期に掲げた90人の会員数には達成しましたが、100人を目指します。なぜ拡大が必要なのか、それは猛スピードで変化していく社会の中で企業間の競争も増していくでしょう。しかし、地域の多くの企業が共存共栄していくことが重要です。一人勝ちを目指す時代ではありません。学生時に経験があると思いますが、隣の弁当は美味そうに見える、その弁当を隠すのか、それとも分け与えて作り方を教えるのか、企業間の共存共栄にも必要なことです。当会に入会することによって交流を深めること、その仲間が同じ会としての理念の下に集えば有意義な団体に成長することだと信じます。

情報発信委員会では、全委員会の活動やイベントなどSNSを使って発信していくことが必要です。特に各委員会で企画立案する事業などは、地域の観光やインフラ整備など多岐に渡る事と思います。様々なソフトやアプリを勉強し、情報発信していくことが重要です。また、年数回の会報誌も書面として残すものです。

今期は、全ての委員会が情報共有しながら運営するような組織内容にしました。幹事会にて横の繋がりを強化していきたいと考えます。事務局はそのスムーズな運営を担う重要な役割です。その手法が会員企業にも役に立つようなものにしたいと思います。

最後に当会の理念である「奉仕の志を持つものが、共に集い、学び合い、幸福感のある企業と、活力ある地域づくりに貢献する」を軸に活動をしてまいります。
行政の皆様、各関係諸団体の皆様にはこれまで同様にご指導、ご支援を賜りたく存じ上げます。