第58代 代表幹事 吉武拓哉

令和3年度 スローガン

尖(トガル)@2021 個々の力を結集し大きな力に変えていく

令和3年度 所信

 わが国では、想定外の気候変動による自然災害の拡大や少子高齢化・人口減少社会の到来をはじめとし様々な課題が蓄積しております。そのような中、昨年は世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、世界の国々で大きな影響を受けました。国内においても観光業・飲食業をはじめイベント業など数多くの産業が大きな打撃を受け、国・県・市においては、コロナ対策の財政支出も莫大な金額となってます。また、昨年7月に開催予定でしたスポーツの祭典東京オリンピック・パラリンピックが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により本年7月に延期開催となりました。このような緊急事態ではありますが、八代では2020年11月、八代港国際クルーズ拠点港整備事業における「くまモンポート八代」のプレオープン。本年度に八代市役所新庁舎、及びお祭りでんでん館の完成。更に本会の継続事業の一つでもある「八代・天草シーライン」建設に向け、本年2月2日に蒲島知事を会長とする「八代・天草シーライン建設促進協議会」が設立され、日本最長の海上道路「八代・天草シーライン」の早期実現に向けた大型プロジェクトが大きな一歩を踏み出しました。
 この新型コロナウイルスの影響で、働き方や生活スタイルも大きく変化し、デジタル技術の活用をはじめ急速なテクノロジーの進歩、市場グローバル化の拡大、少子高齢化(人口減少問題)に向き合うため経済団体としての運動展開が、必要不可欠と考えてます。本会は、“奉仕の志を持つ者が、ともに集い学び合い、幸福感のある企業と活力ある地域づくりに貢献する”の理念の下で様々な事業を展開する中で、今年で58年目を迎える本会は、副代表幹事4名のグループで5委員会及び専務理事グループでの1委員会を含め96名のメンバーでスタートいたします。各委員会活動の中で変化に対応しながら様々な事業の企画・立案・実行があるかと思いますが、挑戦なくしては前に進むこともできず、その過程には大きな壁にぶつかり結果が伴わないこともあるかと思います。しかしながら挑戦を続けるその小さな積み重ねが、未来を切り開く一歩となり、地域経済の発展につながると確信しております。

 個々の力は小さいかもしれませんが、本会理念の下、各委員長をはじめ、メンバー同士が鋭い感性(個性)と、各委員会開催時に浮かび上がるアイデアを大事にしてその時々の場面・場面で出た意見を文字にし、数値に置き換え行動することで、夢の実現に向けた八代経済開発同友会独自の活動に繋がると考えてます。更にメンバー同士の企業や地域の企業が、共存共栄していく事で会員企業の成長と地域発展に繋げることが、新たな時代にふさわしい八代経済開発同友会としての大きな役割になると確信してます。
           小さい個々の力を結集し、大きな力に変えていく!
 
           そして、変化に対応し、進化を遂げ続けていく!
 その強い私自身の決意を本年度も、尖(トガル)の1文字に込めさせていただきました。
更に、私共八代経済開発同友会は2年後の60周年に向け会員拡大においても八代圏域に事業所がある新入会員拡大に力を注ぎ110名以上の会員数を目指してまいります。

 最後に、2020年7月3日、熊本県・鹿児島県を中心とした記録的な大雨により球磨川流域での氾濫・浸水、大規模な土砂崩れ等、九州全土において被害が及び、本市坂本町においても甚大な被害が及び、被災地域のインフラ整備等含め、まだまだ時間と労力がかかる事が予想されます。そして、新型コロナウイルス感染においても、先の見通せない状況が続くと想定されまが、一日も早い事態の収束と、地域の商圏に活力が戻ることを祈ってやみません。行政の皆様と経済4団体を含む、関係諸団体の皆様と共に八代地域の未来図についてのコンセンサスがとれるよう本会の運動展開に繋げてまいります。本年度も、皆様方のご指導ご支援をお願い申し上げます。